2025共通テスト数学IA

第1問(配点30)
〔1〕2次方程式.最後の必要十分のところはよい問題だと思いました.
〔2〕題材になっている初等幾何の問題は面白いですね.きれいな結果なのに見たことのない問題でした.角APBと角AQBが補角をなすことは初等幾何で示すこともできます.計算がごちゃごちゃするのでやや難しく感じた人もいるかもしれません.

第2問(配点30)
〔1〕2次関数.日常的な事象と関連させた問題ですが,ふつうに解くだけです.
〔2〕データの分析.確率論で出てくる分散の加法性V(X+Y)=V(X)+V(Y)+2Cov(X,Y)がありました.また注目されていた(?)仮説検定が出ましたが,事前に公表された試作問題とほとんど同じ内容だったので簡単に解けた人が多いと思います(母比率の片側検定で確率の代わりに実験データを用いる).数学Iの範囲での仮説検定は,この構造のものしか出題できない気がします.

第3問(配点20)
立体幾何の問題でびっくりした人が多いと思いますが,適度な難易度の良問だと思います.例年と比較すると少し易しいくらいかも.

第4問(配点20)
簡単でした.

全体として特に難しい問題とか変な問題はありませんでした.例年と比較すると,後半の第3・4問が軽かった気がします.難関大志望の人なら高得点が必要だと思います.

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