2025共通テスト数学IIBC

今年から試験時間が10分伸びて70分になり,出題範囲も変わりました.問題構成は事前に公表されていた試作問題とほとんど同じでした.

第1問(15点)三角関数.ふつうの問題で簡単でした.

第2問(15点)常用対数の表を使って計算する問題でした.表は使ったことがなくても使い方は分かると思います(私もほとんど使ったことがない).難しくはないですが,ちょっと時間はかかったかもしれません.

第3問(22点)微積分.あまり見慣れないパズルっぽい問題で,積分記号の使い方などが問われていました.計算するところがほとんどなく,短時間で解けました.

第4問(16点)数列.前半は簡単.最後の(3)はいい問題だと思いました.素直に計算すると大変そうですが,工夫すると簡単に答が出ます.

第5問(16点)統計.区間推定と仮説検定の両方が出題されました.区間推定は,母平均の信頼区間の幅を考えるもの.仮説検定は,母平均の片側検定で,棄却域でなくp値を使っていました(試作問題でも同じでした).p値は教科書に載っていないですが,教えた方がよさそうですね.

第6問(16点)ベクトル.言われたとおりに計算するだけで,あまり面白くない問題でした.とはいえふつうに解ける問題です.

第7問(16点)複素平面と2次曲線のどちらか一方が出題されるのか,両方が出題されるのか,気になっていましたが,複素平面だけ出題されました.来年は2次曲線になるのかもしれません.よくあるようなふつうの問題でした.

全体として特に難しい問題はなく,変な問題もありませんでした.分量が多すぎることもないと思います.

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