数学IIIは大きく分類すると,微積分,複素平面,2次曲線と極座標の3つがありますが,第0章で扱う複素平面は,他の単元とあまり関連がないので独立に学ぶことができます.特徴として,全体の分量が少ないので短時間で修得することが可能で,入試での出題頻度が高いです.軽い単元なので最初に配置してありますが,第1章以降の微積分を先に学んでも問題はありません.
学習の進め方は次のようにするのがおすすめです.
- この単元を初めて学ぶ場合
最初にFLの動画を見てください.その際にノートは取らなくてよいです.次にテキストを読んでください.動画で解説していることとほとんど同じものがテキストに載っています.テキストの中で覚えるべきこと(定義・定理・公式など)をノートにまとめましょう.また「問」がいくつか入っているので,(一度動画で解説を見ていても)改めて自分で解いてみましょう.
これが終わったら「標準演習」に進んでください.「標準演習」では大学入試の標準レベルの問題を解きながら単元の知識を整理してゆきます.受講する際には必ず予習をしてください(自力でできるところまで問題を解く). - この単元を既習の場合
既習であっても苦手意識がある場合は,上記の初めて学ぶ場合と同じにしてください.基本的なことが身についている人は,最初にテキストを読み,分からないところだけFLの動画を見て,その後で「標準演習」に進みましょう.自信がある人は最初から「標準演習」に取り組んでもOKです.
ひと通りのことが終わって,改めて全体像を復習したいときは,次の動画を参考にしてください.